スモーガスボードで新年会
首都圏が寒波に見舞われた1月下旬、スウェーデン料理を食べながら4人でこじんまりとした新年会をおこなった。場所は赤坂見附にあるレストラン ストックホルム。本格的なスモーガスボードが食べられる、Fさんおすすめのお店である。スウェーデン料理といえば、IKEAのレストランくらいしか知らないわたしは、はしゃいで開店15分くらい前に到着。
外観はこんな感じ。
スモーガスボードランチのほかに、飲みものを注文(注文しなくても可)。アルコールがダメなのでミネラルウォーターにした。日本のメーカーのもあったけれど、気分を出したいのでペリエ……って、北欧関係ない(笑)。ノルウェーの水もあったけれど、1,000円以上したのでパス。ワインより高い水なんて〜。
スモーガスボードには一応流儀があるようで、それにのっとり、最初のお皿にはシルと呼ばれるニシン料理を。ポテトと一緒に食べるのがおすすめらしいけれど、イモでお腹がいっぱいになってもなあ〜と、ニシン料理だけを全種類(たぶん)取った。
ニシン、めったに食べないなあ。日本では数の子のほうが人気があるのかな? 北欧では数の子は捨てられているらしいけれど、種類が違うので日本で食べられているようなものではないとも聞く。そうなのかな。
どのソースもおいしかった。角川つばさ文庫の「アナと雪の女王」シリーズを訳されている翻訳家Nさんによると、エルサの好物がニシンの酢漬けだそうで。さすが北国の女王。
2枚めのお皿は魚料理を。魚じゃないものも混じっているけれど。
3枚めの皿は肉料理を。ジャガイモはただゆでただけ。でも、『ムーミンママのお料理の本』(講談社)にも載っているので、ちゃんとした料理である(たぶん)。
パンも取ってみた。奥のがクネッケ、真ん中のがシナモンロール。右のは忘れた。
4枚めからは無礼講。そろそろお腹も満たされてきた。ちなみに手前にあるのが「ヤンソンさんの誘惑」。
デザート。写真左、名前をメモし忘れたけれど、りんごと刻んだアーモンドが入っていて、頼むとバニラアイスを乗せてくれる(頼まなくても、お店の人から声をかけてくれる)。アーモンドが香ばしくて美味しかった。写真右、奥はセムラ(イースター前に断食する前の、ごちそう食べ放題期間に食べるものらしい)、手前左がカスタードケーキ、右がリンゴンベリーのタルト。ほかにコーヒーゼリーとカシスヨーグルトがあったけれど、さすがに全部は食べられなかった。無念……。
北欧は食材が豊富というわけではないので、メニューとしてはIKEAのレストランで食べたものと大差ないといえば大差ないかもしれないけれど、使っている食材がちがう気がする。それに、さすがプロ!という気持ちのいい接客をしていただいて、気持ちがよかった。
日曜日のランチタイムの開始時間と同時に入店し、ランチタイム終了まで居座ってしまった(数年前にFさんとその他2名とで奥渋谷にあるポルトガル料理店でランチしたときも、同じようなことをしたっけ)。ほぼ満席。年齢層高めで(わたしたちもけっして若くはないけれど、店内では若いほうだったかも)、大人向けのお店だった。
レストラン ストックホルム
http://www.stockholm.co.jp/index.html