世界を食べる!

いろいろな国の料理を日本で食べ、お土産でもらった外国のお菓子を食べる。ただそれだけ。

クロアチア、ふたたび

 またまた、遠方より友来たる。

 というわけで、ご本人の希望により、京橋にあるクロアチア料理店 Dobro でランチをすることになった。

 昨年6月、W杯アルゼンチン vs クロアチアの日にひとりでランチして、とても美味しくて、お店の人も感じがよかったことを覚えている。このときは予約なしで、1階席に案内された。今回は8名と人数が多いので予約を入れた。予約はコースのみで、2階席。注文するメニューは当日決めればいいとのことだったので、席だけ予約した。

 

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 大通りから1本入った通り沿いに面している。店構えがかわいい。

 写真は撮らなかったけれど、内装も素敵で、「ここに住みたい!」という声も上がる。

 

 ランチメニューから、全員、シュトゥルクリ・セットを注文。メインは3種類(サルマ、魚介料理、パスティツァーダ)のなかから選べる。わたしはサルマ(クロアチア風ロールキャベツ)にしたけれど、8名、みごとにばらけた。

 

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 前菜。どれも美味しい。鶏肉のパテ(手前左)はこの日の主役に譲る……。

 

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 コース名になっているシュトゥルクリ。メニューによると、

自家製の平パスタの中にフレッシュチーズをいれた、クロアチア風ラザニア。パプリカクリームソースで。

 とのこと。残ったソースをパンにつけて、ソースまで堪能。

 

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 メインのサロマ。塩漬けしたキャベツで巻いてあって、お店の人に「ナイフとフォークでほぐして、ポテトも崩して、スープと混ぜてお召しあがりください。クロアチアの伝統的な家庭料理です」とすすめられるままにしてみたら、本当に美味しかった。素朴な家庭料理なのだけれど、そこがなんともいえず、美味しい。

 魚介料理もパスティツァーダ(牛ほほ肉の赤ワイン煮込み)を選んだ人たちも、美味しい!と感嘆していた。

 

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 デザートは、クロアチアの伝統ケーキ、ストンスカ・トルタと栗のアイスクリームとフルーツの盛り合わせ。コーヒーか紅茶を選べる。

 ストンスカ・トルタは『TOKYO世界の絶品スイーツめぐり』で知って食べてみたかったのだが、ランチタイムの1階のメニューにはなかったのだった。ゆでたマカロニを型に入れ、小麦粉、ココアパウダー、牛乳、生クリーム、チョコレートを合わせた生地を上から流し込んでオーブンで焼くらしい。ケーキにマカロニ?とびっくりするけれど、考えてみると、どちらも小麦粉なので、違和感はない。

 

 東京で食べられる各国料理のお店のガイドブックのような本はいろいろと出ていて、わたしも、前述の本のほか、『味の地球儀@tokyo 世界料理グルメガイド』『大使館御用達レストラン』という本を持っている。本に載っているけれど、なくなってしまったお店が少なくないなか、Dobro は3冊全部に載っていて、現在も営業中。これって本当にすごいことだと思う。

 同行した友人たちも、すっかり Dobro を気に入ってくれて、今度は夜に来たいねなどと話している。

 

 

 

www.dobro.co.jp