世界を食べる!

いろいろな国の料理を日本で食べ、お土産でもらった外国のお菓子を食べる。ただそれだけ。

西日暮里でヴェトナム料理を

 遠方より友来る。

 というわけで、有志5人で西日暮里にあるヴェトナム料理店故郷レストランに集合。西日暮里で降りるのは○十年ぶり。

 

 まずはヴェトナムビール、バーバーバー(333)とサイゴンスペシャルで乾杯! わたしは飲めないので蓮茶を。

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 魚ピリ辛さつま揚げ。さつま揚げがピリ辛というのが新鮮。

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 青いパパイヤのサラダ(という名前の映画がなかったっけ?)。

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 盛合せ春巻き。生春巻きも揚げ春巻きも食べたい人にぴったり。ソースは2種類。どちらも捨てがたい。

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 空芯菜ガーリック炒め。

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 ソフトシェルクラブ揚げのタマリンド味付け。甲羅が柔らかいから、甲羅ごと食べられる。甘酸っぱいタマリンドのソースが美味しい。

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 豚肉の串焼き。テーブルにあった3種類のソースを試してみたけれど、海老のソースが絶妙だった。

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 牛肉の串焼き。

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 ドリンク2杯目はタマリンドジュース。甘酸っぱい。少しどろっとしている。

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 あさり&デイルのスープ。同じディルを使っても、北欧料理とは全然ちがう。これも美味しい。

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 今回一番食べたかった、ヴェトナムのお好み焼き、豚肉&海老のバインセオー。黄色いのは卵ではなくターメリックの色。米粉なのでパリパリしている。切り分けるのはなかなか難しかった。

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 予約特典のミニサイズのベトナムのゼンザイ(チェー)。

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 ヴェトナムコーヒー(アイス)。夜コーヒーを飲むと寝られなくなってしまうので、わたしはパスしたけれど、美味しそうだった……。

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furusato.owst.jp

 

アルゼンチン vs クロアチアを控えて

 ワールドカップという名のつくものは世の中にいろいろあるが、わたしのいうワールドカップはFIFAワールドカップ国際サッカー連盟FIFA 主催の各国代表男子チームによるサッカーの世界選手権大会)のこと。1990年イタリア大会を生観戦したっけ……(遠い目)。外国の地名は概ねサッカーで覚えたし、好きな外国選手の名前の発音を知りたくて、外国語をかじった。

 あのころの情熱は今はもうなく、今大会も気がついたら始まっていて、とりあえずクロアチアアイスランドを応援している(クロアチアは独立以来ずっと応援している)。そういえば、京橋にクロアチア料理店があったっけと思い出し、ちょうど国立映画アーカイブEU フィルムデーズ2018をやっていたので、東京会場最終日の6月21日にクロアチア料理店 Dobro でランチをして、そのあと映画(『マッド・メアリー』クロアチア映画ではなく、アイルランド映画だけれど)を観ようと決める。奇しくもこの日の夜(というか未明)、アルゼンチン vs クロアチアが控えていた。アルゼンチン土産のアルファホールがひとつ残っていたので、朝、コーヒーと一緒に食べ、わたしのなかのアルゼンチンvsクロアチアの笛が鳴った。

 

 クロアチア料理店 Dobroの外観。クロアチアの国旗だー! テンションが上がる。

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 実はクロアチア料理のことはよく知らない。昔、テレビで菅野美穂さんが「クロアチアで食べたポレンタが美味しかった」と言っていて、ポレンタってイタリア料理では?と思ったけれど、クロアチアでも食べられているらしい。パスタもよく食べるみたいなので、イタリア料理に近いのかな?

 ランチメニューは魚料理が5種類、肉料理が4種類。メニューに「クロアチアといえばアドリア海の魚料理! オーナーが直接築地で仕入れるからこそ提供できる大満足のボリュームです!!」と書いてあり、頭のなかにクロアチアの地図が浮かぶ。築地で仕入れたなら美味しそうだ。どれにしようか少し迷ったけれど、「最強コンビ! マグロのレアカツと海老フライ2本 クリームリゾット付」を選び、デザートセット(自家製塀クドチーズケーキ ミモレット添えとホットコーヒー)も頼んだ。

 

 すぐにスープが出てきた。ヴィシソワーズ。

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 スープを飲み終えると、すぐに食器を下げられ、ほどなくしてメインディッシュとリゾットが登場。

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 マグロのレアカツと海老フライ、美味しかった。海老フライは日本の定食屋さんの海老フライとは衣がちょっと違う感じ。サラダと酢漬けのキャベツが添えられている。クリームリゾットは白ライスに変更可能。どちらも大盛り無料だそうだ。パスタも大盛り無料。

 

 食べ終えると、ささっとお皿を下げられ、すぐにデザートとコーヒーが出てきた。

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 コーヒーはエスプレッソだった。

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 ランチメニューが1,200円、デザートセットが300円、合わせて1,500円。京橋という場所を考えるとお得な値段だと思う。美味しかったので、今度はディナーの時間に来て、クロアチア料理をもっとゆっくり味わいたい。

 

www.dobro.co.jp

 

チェコ料理でやまねこ多言語オフ

 やまねこ翻訳クラブ20周年記念イベントの一環として、多言語オフを行った。多言語〜と銘打っているけれど、別に英語以外の言語の翻訳に携わる人たちの集まりなどではなく、いろいろな言語の文化など(食べものも含む)について、外国のおいしい料理を食べながら楽しく語り合いましょう!という会。それに、英語だって多言語のひとつなのだから!

 

 四谷三丁目にあるチェコ料理店 だあしゑんか。4年前、coffee & gallery ゑいじうに行ったときにたまたま見つけ、「チェコ料理とビール」「ビールと絵本のお店」という案内、そして、なによりも「だあしゑんか」という店名に心をつかまれ、いつか必ず行く!と決めていた。

 いつか絶対行く!という決意とともにそのとき撮った写真。当時はビルの2階にあった。

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 その後、行く機会に恵まれぬまま4年が過ぎ、店は今年の2月に現在の場所に移転。やまねこ20周年記念の多言語オフの会場を探していたとき、候補のひとつとして名前を挙げさせてもらった。多言語オフの世話人Fさんが前からだあしゑんかに行きたいと思っていたことを思い出し、偵察も兼ねて日曜日に不定期にやっているランチへ行き、すっかり惚れ込んでその場で予約を入れてくれた。Fさん、ありがとう!(ちなみにFさんはいっしょにメキシコ料理を食べにいったひとりであり、お土産でサルミアッキをくれた人でもあり、スモーガスボードで新年会をしたひとりでもあり、ブラジル料理を食べながら打ち合わせをしたひとりでもあり、一緒に羊の丸焼きを食べたひとりでもある。)

ダーシェンカ』を読み直しながら、当日を楽しみに待つ。

 

 さて、多言語オフ当日の6月16日(土)。まず0次会として四谷三丁目にあるコーヒー専門店 猫廼舎(ねこのや)に来られる人だけ集まった。そのときの様子をチラ見せ(こちらこちら)。ケーキにもかなり心惹かれたけれど、このあと宴を控えていることを考えて、コーヒーのみ注文(「サビネコ」という名前の、少し渋めのブレンドコーヒー)。

 コーヒーを飲みながらおしゃべりしたり、絵本を見せ合ったりしているうちに2時間が経過してあっという間に予約時間の18時となり、だあしゑんかチェコ料理店へ移動。

 前のお店は大通りの2階にあったので、通りすがりに目に留まったけれど、新しい店舗は裏通りの地下1階。猫廼舎を出ると、チェコの旗が目に入る(写真は撮り忘れた)。

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 18時にちょうどくらいに店に入ると、すでに4名が来ていた。全部で10名。内装のかわいさにみんなテンションが上がり、写真を撮りまくる。

 壁面をうめる絵本(原書もあれば、邦訳もある)。松濤美術館で開催された「チェペック兄弟と子どもの世界」のカタログもある(わたしも持ってるよ〜)。

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 拙訳書『世界食べものマップ』を発見!(※『世界食べものマップ』にチェコのページはないが、お隣のハンガリーポーランドのページはある。)

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 飾ってあるお皿や人形などもかわいい。

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 トイレの前の棚。お店のブログによると、月に1度、バックギャモンの例会が行われているらしい。どうぶつしょうぎの本も。

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 カトラリーを支えるダックスフント。赤白チェックのテーブルクロス。何もかもがかわいい。

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 まずは乾杯。ほとんどの人がウルケル樽生を注文するなか、アルコールがダメなわたしはジョージアグルジア)産の文字に惹かれて、ミネラルウォーター(NABEGHLAVI ナベグラヴィ)を。発泡性。

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 この日の料理は定番のコースではなく、Fさんがお店の方と相談して決めてくれたもの。

 

 前菜はフレビチキ(奥右、チェコ風オープンサンド)、ザワークラフト(手前右)、ウトペネツ(奥左、ソーセージの酢漬け。ちなみに「ウトペネツ」とは「水死体」という意味らしい)、カマンベールチーズのマリネ(手前左)の4品。みんな、「なにこれ、美味しい!」としか言わない(笑)。

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 1品目。ブランボラーク(チェコ風ポテトパンケーキ)。

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 タルタルソース風のものをつけて食べる。

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 チキンのシャシュリク(串焼き)。サワークリーム(たぶん)をつけて食べる。鶏肉はお礼を兼ねて(?)Fさんに進呈。

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 メインのビール煮込みのグラーシュ。クネドリーキが添えてある。グラーシュはハンガリー起源の料理(ハンガリーでは「グヤーシュ」と呼ばれ、『世界食べものマップ』にも載っている)で、チェコソウルフードでもある。Fさんに何か食べたいものあるかリクエストを求められたとき、グラーシュ!と答えていたのだ。Fさんもグラーシュは外せない!と考えていたそうで、ふたりともたのしみにしていた。

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 クネドーリキはゆでて作るパン。発酵させたあと、焼く代わりにゆでるのだそうだ(厳密にはパンではなく、ダンプリング料理に分類されるらしい)。

 

 デザートは「プルーンでチョコを包んだチョコ&プルーンのクネドーリキ」もしくは「バーボフカ(マーブル生地のチョコ風クグロフ)」の二者択一。

 デザートメニューの可愛さに目を奪われてなかなか決められない。 

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「クネドーリキはさっき食べたし〜」という理由でバーボフカを選ぶ。クネドーリキを選んだ人、バーボフカを選んだ人、半々ずつだった。

 飲みものはホットのコーヒーか紅茶の二者択一で、猫廼舎でコーヒーを飲んでいたので、わたしは紅茶にした。

 

 紅茶(ミルク投入後)。カップも可愛い(カップはひとりひとり違う)。

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 クネドリーキ。メニューにある説明によると、「イチゴやプルーンなどをパン生地で包んでゆで、カッテージチーズとヨーグルトソースをかけた、お団子のようなお菓子」。2分の1個を分けてもらって食べてみた(お腹いっぱいで2つは食べられないという方がいて、Fさんとわたしとで半分こした)。つるつるもちもちして美味しい。

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 バーボフカは焼きたてで、ほんのり温かかった。こちらも美味しかった。お皿も可愛い(お皿もひとりひとり違った)。

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 おいしい料理と可愛い内装と楽しいおしゃべりで身も心も満たされ、「絶対また来る!」と新たな野望を胸に一同店をあとにしたのだった。

 ちなみにお店に入ったのが18時、お店を出たのが22時過ぎ……。

 

 四谷三丁目(特に裏通り)には個人経営の小さなお店が多くて、どれも興味深く、改めて散策してみたい。

 

だあしゑんか チェコ料理・ビール・絵本

 

シンガポールのソウルフードって?

 外食するときは、ふだん家で作らないものが食べたい。そして、わたしは高級レストランの料理よりも家庭料理が好き。というわけで、必然的に各国料理の店を選ぶことが多い。

 立川で映画を観たあと、どこでお昼を食べようか考えた。立川にもそれなりに各国料理の店はある。タイ料理の店に行ったことがあるが、1軒はすべてのメニューに鶏肉が使われていて、もう1軒もほとんど鶏料理だった……。味は好きなのに、残念。

 しかし、懲りないわたし。シンガポールホーカーズという名前のシンガポール料理の店があると知り、引き寄せられるように入ってみる。

 

 店の外にある立て看板。ディナーメニューが書いてある。

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 裏にはランチメーニュー。やはり鶏肉が多そう。大丈夫かなあ?

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 それでも入ってみようと、階段を昇る。店はビルの2階にあり、入り口はこんな感じ。

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 自然光の入る店内はとても明るくて、開放感がある。

 メニューを見る。シンガポールソウルフード海南鶏飯(ハイナンジーファン)らしい。やはり、鶏肉を食べられない人間が来るべき店ではなかったのかもしれないと思うが、今さら後には引けない。

 悩んでいても仕方ないので、お店の方に鶏肉が入っていない料理はどれか聞いてみると、肉骨茶(バクテー)と香港麺、あるいはシンガポールカレーやマレーシアカレーの鶏肉抜きなどがあるという。シンガポール料理店で香港と名のつく料理を食べるのもなあと思い、結局シンガポールカレーの鶏肉抜きを注文した(タピオカミルクティをタピオカ抜きで注文するような気分)。

カレーもスープも、本来ならこの中にごろっと鶏肉の固まりが入っているのだろうなあ……。申し訳ない気持ちでいっぱい。

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 カレー、ココナッツミルクが効いていて、美味しかった(鶏肉を抜いたあとにはじゃがいも少々とパクチーが)。あっという間に食べてしまった。ランチタイムはジャスミンライスのおかわり自由らしいので、おかわりすればよかった。

 

 ランチにもれなくついてくるデザートのマンゴープリン。グラスの中身はジャスミンティー。こちらもランチタイムのサービス。

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 ドリンクメニューを見ると、マレーシアで定番だというホワイトコーヒー(コーヒー豆を焙煎するときにマーガリンと砂糖を加えるらしい。「世界の車窓から〜マレーシア編」で見たぞ!)、マレーシアの練乳入りミルクティー、テータレなどが。中国系、マレー系、インド系が暮らす多民族国家で、かつての宗主国イギリスの影響も受けているシンガポールの食文化は興味深い。

 

 鶏肉が食べられないわがままな客に対応してくださって、ありがたかった。平日のランチタイムがけっこう賑わっていて、わたし以外のお客さんはほとんどが常連のようだった。

 

 こちらのページによると、シンガポールソウルフードはやはり海南鶏飯、肉骨茶、ラクサらしい。今度行ったら、肉骨茶を注文しようかな。

 

  

羊の丸焼きを食べ、パレスチナに思いをはせる

 去年の9月、JR京浜東北線東十条駅方面からJR埼京線・十条方面に向かって歩いている途中、パレスチナ料理店を見つけた。興味はあったものの、時間がなかったので素通りし、それなのに十条駅前のクルド家庭料理に引きつけられるように入ってしまい、感激のあまりこのブログを立ち上げたのだった。(そのときの顛末はこちら)。

 ブログ経由で パレスチナ料理店 Bisan のウェブサイトをご覧になったKさんが、メニューのなかに羊の丸焼きコースがあるのを発見! ぜひ食べたいとおっしゃるので、地方在住のKさんがこちらにいらっしゃるタイミングで〈羊の丸焼きを食べる会〉を設定しましょう!と約束した。同時に、そのときになったらすぐに声をかけられるよう、羊肉が好きそうな方にあらかじめ声をかける。どこかから噂を聞きつけてみずから参加を申し出た、Tさんのような方も。Tさん、以前この店に行ったときに羊の丸焼きコースがあるのを知り、機会があれば食べたいと思っていたのだとか。羊の丸焼き以外のメニューを召し上がったというTさんから美味しかったとお聞きして、ますます期待がつのる。

 

 月日は流れ、今年の5月。「パレスチナ映画を2本観たら、パレスチナ料理が食べたくなった」とKさんからご連絡をいただき、眠っていた〈羊の丸焼きを食べる会〉プロジェクトが始動。以前に声をかけていた方に(記憶をたどりながら)改めて連絡し、最低施行人数の10人をそろえるため、Kさんもわたしもさらに何名か声をかけたところ、みなさん、「行きます!」とほぼ即答。総勢15名が参加することになった(その後、それぞれの事情により、残念ながら2名が参加できなくなってしまった)。

 

 当日を待ちながら、Kさんがご覧になった映画『パラダイス・ナウ』と『オマールの壁』をわたしも  UPLINK Cloud で視聴(5月31日まで無料だった)。ストーリーは重く、食欲をそそるような内容ではなかったけれど、それでも、『パラダイス・ナウ』でピタパンのサンドイッチを作る場面を観て(描写が丁寧だった)、ピタパンを食べたくなった(ピタパンを食べる場面については「その状況で食べるのか!」と突っ込まずにいられなかった……)。

 さらに、偕成社「世界のともだち」シリーズの『世界のともだち 18 パレスチナ』と『世界のともだち 17 イスラエル』を再読(この2冊はセットで読むべき)。『イスラームってなに? シリーズ4 イスラームのいま』も読んでみた。

 

 さて、当日。お店の外観を撮り忘れてしまったという不覚(去年、前を通ったときに撮っていなかったっけ?と探してみたけれどなくて、代わりにこれが見つかった)。

 

 まずは前菜。ひよこ豆のペースト(ホンムス)、空豆のペースト(フールミダンマス)、ナスとごまのペースト(バスクド二スィーヤ)、トマトのペーストなどをピタパンにつけて食べる。緑と黒のオリーブ、キュウリのピクルスも。ちょうどラマダーン中で、味見ができないと説明があった(空腹状態で料理……大変そうだ)。

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 ペースト、どれも甲乙つけがたく……。

 ピタパンはひとり1枚。おかわりしたかったけれど、ピタパンでお腹いっぱいになってしまったら、羊が食べられなくなるので、我慢。

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パラダイス・ナウ』では、ピタパンを開いて、中に具を詰めてサンドイッチにしていたっけ。ピタパン、美味しいなあ。

 サラダ(右奥)や煮込み料理が登場。これもピタパンにつけて食べる。ピタパン、もっと欲しい……でも、我慢……。

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 インゲンとトマトの煮込み(ファースリーヤ?)は、これから出てくるごはんにかけてくださいと言われた。

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 真打ち、羊の丸焼きの登場! みなさんテンションが上がって、写真を撮りまくる(ちなみにこのころ、わたしの Twitter の TL に羊の丸焼きの映像があふれていたらしい)。

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 ひとり分ずつ、皿にとりわけてもらい、インゲンとトマトの煮込みをかける。

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 写真を撮り忘れてしまったけれど、ヨーグルトもあって、「ごはんにかけてください」と言われたのでその通りにしてみた。ごはんにヨーグルトをかけるなんて初めてだったけれど、美味しかった。日本の普通のヨーグルトに比べて濃厚で水分少なめな感じだった。

 

 そして、〆のデザート。

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 バスブーサと呼ばれるものらしい。材料はセモリナ粉とハチミツとココナッツとのこと。これも絶品だった。レシピを調べて作ってみたい。

 写真を撮り忘れたけれど、飲みもの、みなさんはトルコビールやワインを注文。アルコールがだめなわたしはざくろジュースにした。濃厚で美味しく、おかわりしてしまった。

 

 名残りを惜しみながら、会計して退散。余った羊肉とごはんは、人数分に分けて、お土産として持たせてくれた。会計の際、オーナーシェフさんに「どこでこの店を知りましたか?」と聞かれたので、「通りすがりにたまたま見つけました」と答えました。

 電話で予約を入れたとき、とても感じがよくて、その時点でいいお店に違いないという直感があったけれど、その直感は間違っていなかった。

「美味しかったね!」「ぜったいまた来る!」などと口々に言いながら帰途につく。

 撮った写真を眺めながら、すでにパレスチナ料理が恋しくなっている。

 

 

アルゼンチン土産のアルファホール

 出張でブエノスアイレスに行っていた義父から、お土産にアルファホールをもらった。アルファホールといえば、パラグアイ・フェスティバルまで買いにいき、本が好き!×やまねこ合同読書会オフに持参するために自分でも作ってみた、わたしとは縁の深い南米の焼き菓子。アルゼンチンの(おそらく工場で大量生産されている)アルファホールもどんなものか気になる……。

 

 外箱はこんな感じ。パラグアイ・フェスティバルで買ったものや、わたしが作ったものとは異なり、表面がチョコレートでコーティングされている。

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 手前の3つがホワイトチョコ味で奥の3つが普通のチョコ味。

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 開けてみた。見た目はロッテのチョコパイ風。

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 普通のチョコでコーティングされたものを食べてみたら、アルファホール本体もチョコ味で、やっぱりロッテのチョコパイを思い出してしまう。さくさくした食感はチョコパイにはないものだけれど。

 ホワイトチョコのやつのはシナモン風味で、日本のお菓子とは違う、異国感漂う味。

 

 パラグアイ・フェスティバルで買ってきたアルファホールも、自分で作ったアルファホールも、お土産でもらったこのアルファホールも、それぞれ違って、どれも美味しかった。

打ち合わせはブラジル料理とともに

 Fさん、Iさん(1月にスモーガスボードを食べにいったメンバー)と打ち合わせを兼ねて御茶ノ水にあるブラジル料理のお店、SAUDADE(サウダーデ)に行ってきた。テーブル席3つの小さなお店。

 

 まずは乾杯。アルコールがダメなので、ガラナにした(ガラナは『世界食べものマップ』のブラジルのページのミニコラムで紹介されている)。

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 コースではなく、メニューを見て適当に注文。前菜1つめは『世界食べものマップ』でも紹介されていた、パルミット(ヤシの新芽)入りのサラダ。白いのがパルミット。

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 前菜2つめのボリーニョ・デ・バカリャウ(干し鱈入りコロッケ)を食べながら、「欧米にはパン粉はない?」「ある?」と熱く議論していたら、店主さんも加わり、「ありますよ。ただ、日本のものに比べて粒が細かいですね」と。

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 前菜3つめはマンジョッカ芋のフライ(マンジョッカ芋とは、キャッサバのこと)。初めて食べる食感。特別なナイフで切っているのかと思いきや……切って揚げるとこうなるのかも? どこかで入手して実験してみたい。

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 本日のメイン、シュラスコ・4種盛り合わせ(牛ランプ、豚スペアリブ、ブラジルソーセージ、鶏手羽)は2人分を3人でシェア。わたしが鶏肉はダメなことを説明したら、鶏手羽は別のお皿に載せてくださった。ソースは2種類。鶏手羽の写真はなし(笑)。

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 そして、ブラジルの国民食フェイジョアーダ(黒豆と肉のシチュー)。ご飯にかけて食べる。きなこのようなもの(ファイロッファというらしい)も一緒に。

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 わたしたちが食べものの話で盛り上がっているのを見て、店主さんがサービスでパイ皮を揚げたものをくださった。本来はこれで具を包んで揚げるのだそうだが、これだけ食べても美味しくて、病みつきになりそう。

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 店主さんは都内のほかのブラジル料理店に勤められたのち、独立されたとのこと。「実は1月に店を閉める予定だったんですよ」と言われて、びっくり。おひとりできりもりされているため、体調を崩され、店を開けられない日が続いて、手放すことを決心。人に譲ることが決まったものの、状況が変わって続けることになったのだとか。閉店されていたら、こうしてブラジル料理を味わうことはできなかったので、続けてくださって本当によかった……。

 店主さんが前にいらしたブラジル料理店は『大使館御用達レストラン』(ワードスプリング著/扶桑社)に掲載されているらしいが、2007年に出たこの本で紹介されているお店のうちかなりの数がすでに閉店しているとか。東日本大震災後に国に帰られたケースが多いとのこと。

 開店と同時に入店して、22時半ごろまで、飲んで食べて、ときどき店主さんとおしゃべりして、料理も美味しく、楽しかったです。店主さんの体調は心配だけれど、続けてほしいなあ。

 

ブラジル料理レストラン サウダーデ

https://www.hotpepper.jp/strJ000774793/

月~金、祝前日:18:00~23:00、土: 18:00~21:00
定休日:日、祝日