母娘三代でエジプト料理を食べる
多摩地域のタウン紙「asacoco」の連載記事、「食べcoco」で紹介されたときからずっと行きたかった、秋津にあるエジプト料理店、スフィンクス。記事が掲載されたのは2018年11月で、なんとなく行きそびれているうちに月日が流れ、コロナ禍になり、意を決して行ってみたら、臨時休業だったり……。
東北沢のエジプト料理店 Deli Shop うちむらの話を娘たちにするついでに、スフィンクスの話をしたら、食べにいこう!という流れに。母娘3人で行く予定が、試しに母(87)を誘ってみたら、「行く!」と即答。三代で行くことになった(その後、次女が行けなくなり、母と長女とわたしの3人で行くことに……)。
さて、当日。12時前に行けば余裕で入れるだろうと思っていたけれど、わたしたち3人が入ると満席。危なかった!
ランチメニューから、長女とわたしは、エジプトのソウルフード、コシャリを、母はマカロナガンバリ(海老、マカロニ、パプリカのトマトソース)を注文。
セットのサラダ。
セットのスープ。出汁がきていて、美味しかった。
ご飯、マカロニ、豆にトマトソースをかけ、フライドオニオンをトッピングしたもの。よく混ぜてから食べてくださいといわれました。
ボリュームたっぷりだけれど、気がついたら食べ終わっていた。
食後の紅茶。カップがかわいい。
お店の方の話では、日本人向けにアレンジしたわけではないそうだが、どれも食べやすく、美味しかった。
次は夜に来て、ディナーでしか食べられないメニューを食べたい。もちろん、デザートも食べたい。
久しぶり〜!
3月18日、マスク着用は個人の判断が基本となった。花粉症なので引き続きマスクは着用しているが、少人数で家族以外の人と外でご飯を食べる機会が少しずつ増えてきた。
というわけで、約3年半ぶりの世界を食べる!会を開催!(※単に各国料理を食べにいくだけ)
打ち合わせを兼ねて、Fさんとランチすることになった。ふたりとも、「外食するなら、なるべく家で作らないものを」というポリシー……というか、なんというかがあり、Fさんが見つけてくれた、東北沢にあるエジプト料理店、Deli Shop うちむらへ。
ものすごく迷ったけれど、ショワルマを注文。肉はビーフ、チキン、ラムのなかからラムを選び、ライスかパンの選択肢からパンを。
ほかのテーブルの人が食べているものも気になったし、サイドメニューやドリンク類にも気になるものがたくさんあったけれど、とりあえずこれだけ。
運ばれてきたものを見て、においをかいで、テンションが上がる。
ワンプレートって、なんだかうれしくなる。注文しようかどうか迷っていたサイドメニューがちょこちょこ載っているのもうれしい。
これこれ、こういうのが食べたかったんだよ〜!
パンはピタパン。真ん中を開いて、はさんで食べる(でも、ペース配分を間違えて、肉が残ってしまった……)。
入れ替わり立ち替わりお客さんが来て、小さいお店がほとんど満席。テイクアウトを買いにくるお客さんもいた。
ふたりとも食べるのに夢中で、あれ、打ち合わせは……? まあ、なんとかなるさ。
世界を食べる!会、少しずつ復活させたいなあ。
クロアチア、ふたたび
またまた、遠方より友来たる。
というわけで、ご本人の希望により、京橋にあるクロアチア料理店 Dobro でランチをすることになった。
昨年6月、W杯アルゼンチン vs クロアチアの日にひとりでランチして、とても美味しくて、お店の人も感じがよかったことを覚えている。このときは予約なしで、1階席に案内された。今回は8名と人数が多いので予約を入れた。予約はコースのみで、2階席。注文するメニューは当日決めればいいとのことだったので、席だけ予約した。
大通りから1本入った通り沿いに面している。店構えがかわいい。
写真は撮らなかったけれど、内装も素敵で、「ここに住みたい!」という声も上がる。
ランチメニューから、全員、シュトゥルクリ・セットを注文。メインは3種類(サルマ、魚介料理、パスティツァーダ)のなかから選べる。わたしはサルマ(クロアチア風ロールキャベツ)にしたけれど、8名、みごとにばらけた。
前菜。どれも美味しい。鶏肉のパテ(手前左)はこの日の主役に譲る……。
コース名になっているシュトゥルクリ。メニューによると、
自家製の平パスタの中にフレッシュチーズをいれた、クロアチア風ラザニア。パプリカクリームソースで。
とのこと。残ったソースをパンにつけて、ソースまで堪能。
メインのサロマ。塩漬けしたキャベツで巻いてあって、お店の人に「ナイフとフォークでほぐして、ポテトも崩して、スープと混ぜてお召しあがりください。クロアチアの伝統的な家庭料理です」とすすめられるままにしてみたら、本当に美味しかった。素朴な家庭料理なのだけれど、そこがなんともいえず、美味しい。
魚介料理もパスティツァーダ(牛ほほ肉の赤ワイン煮込み)を選んだ人たちも、美味しい!と感嘆していた。
デザートは、クロアチアの伝統ケーキ、ストンスカ・トルタと栗のアイスクリームとフルーツの盛り合わせ。コーヒーか紅茶を選べる。
ストンスカ・トルタは『TOKYO世界の絶品スイーツめぐり』で知って食べてみたかったのだが、ランチタイムの1階のメニューにはなかったのだった。ゆでたマカロニを型に入れ、小麦粉、ココアパウダー、牛乳、生クリーム、チョコレートを合わせた生地を上から流し込んでオーブンで焼くらしい。ケーキにマカロニ?とびっくりするけれど、考えてみると、どちらも小麦粉なので、違和感はない。
東京で食べられる各国料理のお店のガイドブックのような本はいろいろと出ていて、わたしも、前述の本のほか、『味の地球儀@tokyo 世界料理グルメガイド』『大使館御用達レストラン』という本を持っている。本に載っているけれど、なくなってしまったお店が少なくないなか、Dobro は3冊全部に載っていて、現在も営業中。これって本当にすごいことだと思う。
同行した友人たちも、すっかり Dobro を気に入ってくれて、今度は夜に来たいねなどと話している。
世界のごちそうをレトルトで食べる会、開催!
9月のとある週末、都内某所に5人の女性が集結した。目的は世界のごちそう博物館で注文した世界の珍しい料理のレトルトを食べること。
世界のごちそう博物館で売っている世界各国の珍しい料理のレトルトを一度に何種類かまとめて注文して、数名で食べてみませんか?
そんな魅了的な企画が立ち上がったのは今年の7月。さっそく珍しい料理が好きそうな人たちに声をかけてみたところ、あっという間に人数が集まった。
世界のごちそう博物館のサイトから食べたい料理を各自挙げてもらい、希望者数の多かった以下7点を注文することにした。
- ハリラスープ(モロッコ、レンズ豆の煮込み)
- スクマイキ(ケニア、牛肉とケールの煮込み)
- マレーシア風ワニのココナッツカレー
- 食べて知るシリーズ「飢餓問題」(ソマリアのジャガイモと牛挽き肉の炒め物「スカール」)
- パキスタン風羊の脳みそカレー
- ベトナム風ナマズのココナッツカレー
- ブラジル風ピラルクのココナッツ煮込み
偶然とはいえ、なかなかバランスのいい組み合わせになったと思う。
並べてみると、なかなか壮観(※当日食べたもの以外の商品もある)。これに、レトルトのご飯(白米)、手作りのピタパンやサラダ、ピクルスなども加わり、豪華。
第1弾として、ハリラスープ、食べて知るシリーズ「飢餓問題」(ソマリアのジャガイモと牛挽き肉の炒め物「スカール」)、ブラジル風ピラルクのココナッツ煮込みに挑戦。
ハリラスープ。モロッコの料理で、「レンズ豆の煮込み」。ラマダン中の日没後に食べることが多いとのこと。原材料はレンズ豆、玉ねぎ、セロリ、トマト、香辛料、塩、食用植物油。
ブラジルのバイーア地方で食べられている、ココナッツと野菜の煮込みムケッカ。原材料は魚(ナイルパーチ……ピラルクじゃなかった)、ココナッツミルク、玉ねぎ、パプリカ、トマト、香菜、塩、ヤシ油。
食べて知るシリーズ「飢餓問題」ソマリアで日常的に食べられている、ジャガイモと挽き肉の炒め物「スカール」。原材料は牛挽肉、じゃがいも、玉ねぎ、トマト、ニンニク、香辛料(オレガノ?)、オリーブオイル、塩。
レトルトと聞いて、よくあるレトルトのカレーのようなイメージを抱いていたら、全然違い、レトルト特有に油っぽさがない。異国風味を残したまま、日本人にも食べやすくした感じ。
第2弾は、スクマイキ(ケニア、牛肉とケールの煮込み)とパキスタン風羊の脳みそカレー。参加者のほとんどは初めて食べる脳みそに興味津々。
牛肉とスクマイキを煮込んだケニアの料理。原材料は玉ねぎ、牛肉、トマト、ケール(スクマイキの代替品)、ビーフエキス、香辛料、塩、食用植物油。ケニアでは、ウガリという白いトウモロコシを練ったものと一緒に食べるとのこと。
羊の脳みそカレー。原材料は羊の脳みそ、玉ねぎ、ほうれん草、トマト、ヨーグルト、にんにく、生姜、チキンエキス、ビーフエキス、香辛料(クローブ)、塩、食用植物油。脳みそは柔らかかった。
どちらもなかなかスパイシー。
最後は、マレーシア風ワニのココナッツカレーとベトナム風ナマズのココナッツカレー。カレーは最後にしたほうがいいのではないかと思い、この順番にしたのだったが……。
マレーシア風ワニのココナッツカレー。原材料はワニ肉(オーストラリア産)、ココナッツミルク、トマト、玉ねぎ、にんにく、生姜、チキンエキス、ビーフエキス、香辛料、塩、食用植物油。多民族国家マレーシアらしく、インド風のちょっぴりスパイシーなカレー。
ベトナム風ナマズのココナッツカレー。原材料はナマズ、ココナッツミルク、玉ねぎ、さつまいも、砂糖、チキンエキス、ビーフエキス、香辛料(ターメリック、コリアンダー、レモングラス)、塩、食用植物油。ベトナム料理はタイ料理などに比べて辛くないのが特徴だが、さつまいもが入っているせいか、かなり甘かった(赤く見えるのはサツマイモの皮)。
レトルトひとつがひとり分で、5人で7つ、そのほかレトルトのご飯、ピタパンを各自ひとつ、サラダ、ピクルス、食後にシャインマスカットやおまんじゅうなども食べ、夕飯は要らない状態となりながらも、楽しかったね、美味しかったね、またやりたいねと言いながら、解散。
ところで、レトルトが入っていたパッケージの内側にはこんなことが書いてあった。
「世界の料理を食べる」という事は、その国の文化に直に触れる事であり、単におなかを満たしたり、美味しさを追求して食べるという事ではないんです。
料理には歴史や地理が関係している。興味は尽きない。
世界のごちそう博物館からは、レシピ本も2冊出ている。
レイパユースト
フィンランドに行ってきた友人から、レイパユーストを買ってきたと連絡が!
レイパユーストは『世界食べものマップ』で「茶色いこげめのついた、やわらかいチーズ」と紹介され、『四人の交差点』の冒頭近くにも名前が出てくる、フィンランドのフレッシュチーズ。
一度食べたいと思っていたけれど、フレッシュチーズだし、現地に行かないと無理だとあきらめていた。それが日本で食べられるとは! 消費期限が近いので、さっそく会ってもらってきた。
保冷剤とともに保冷バックに収まって、はるかフィンランドから我が家にやってきたユーパレイスト。見た目は市販のナンのよう(焦げめだけ)。
フィンランドではクラウドベリーと一緒に食べるそうだが、北極圏でしか育たないクラウドベリーを日本で入手するのは至難の業なので、代替案としてブルーベリージャムをつけて食べることを勧められた。ブルーベリージャムは切れていたので、明治屋の果実実感シリーズ つぶつぶブルーベリージャムを購入。果肉たっぷりのジャムが欲しかったので。
夕飯後のデザートに食べてみた。
5人家族に均等になるように、扇形に切ってみたけれど、この切り方でよかったのかどうかは不明。ブルーベリージャムをたっぷりのせると、レアチーズケーキみたい。美味しくいただいた。
夜だったので、コーヒーを避けてしまったけれど、コーヒーと一緒に食べるべきだったな……。それはまたの機会に。
曙橋でチベットに出会う
ふたたび、遠方より友来る。
というわけで、今度は曙橋にあるチベットレストラン&カフェ タシデレに4人で集合。6月にやまねこ多言語オフを行ったチェコ料理店 だあしゑんかを下見中に、Fさんが見つけた店である。
ランチタイムだったが、ピークは過ぎたからと、ランチメニューのほかに一品メニューにも対応してくれた。
ランチメニューのなかから、ピンシャセット(ピンシャ、モモ1個、ティンモ1個、ライス、サラダ)あるいはラプシャセット(ラプシャ、モモ1個、ティンモ1個、ライス、サラダ)を注文。ピンシャは豚肉、じゃがいも、春雨を煮込んだ、具沢山のスープ。ラプシャは鶏肉と大根を炒めて煮込んだ具沢山のスープ。モモは代表的なチベット料理で、粗挽き牛肉をたっぷり使った蒸し餃子(とにかくこれが食べたかった!)。ティンモはシンプルな蒸しパン。セットにはドリンクかデザートがつく。ほかにベジチーズモモをひとりひとつずつと、ラムシャプタ(羊肉と野菜の炒め物)を頼んだ。
セットのサラダが登場。チーズがかかっている。
ラムシャプタ。野菜たっぷり。
ベジチーズモモ。「キャベツなどの野菜とチーズを包んだ、ヘルシーなモモ」とのこと。なかに入っているチーズは、サラダにかかっているチーズと同じかな?
モモ(手前)とティンモ(後ろ左)とライス。ティンモは中華まんの皮みたいな感じ。チェコ料理のクネドーリキにも似ている。もちもちして美味しい。
ピンシャ。具沢山で美味しい。ティンモをひたして食べてもいい。ラプシャは鶏肉なのでわたしは食べなかったけれど、ピリ辛だったらしい。
ラッシー、マンゴーラッシー、チャイ(HOT / ICE)、チベットハーブティー、有機ティモールコーヒー(HOT / ICE)、ツァンパヨーグルト、ハルワのなかから、ドリンクかデザートを1品選べるようになっていて、わたしは「チベット」という言葉に惹かれて、チベットハーブティーを選んだ。
料理はどれも美味しかった。次はディナーの時間に来て、いろいろな料理に挑戦したい。お菓子も食べてみたいし、バター茶も飲んでみたいなあ。
チベットレストラン&カフェ タシデレ
西日暮里でヴェトナム料理を
遠方より友来る。
というわけで、有志5人で西日暮里にあるヴェトナム料理店故郷レストランに集合。西日暮里で降りるのは○十年ぶり。
まずはヴェトナムビール、バーバーバー(333)とサイゴンスペシャルで乾杯! わたしは飲めないので蓮茶を。
魚ピリ辛さつま揚げ。さつま揚げがピリ辛というのが新鮮。
青いパパイヤのサラダ(という名前の映画がなかったっけ?)。
盛合せ春巻き。生春巻きも揚げ春巻きも食べたい人にぴったり。ソースは2種類。どちらも捨てがたい。
空芯菜ガーリック炒め。
ソフトシェルクラブ揚げのタマリンド味付け。甲羅が柔らかいから、甲羅ごと食べられる。甘酸っぱいタマリンドのソースが美味しい。
豚肉の串焼き。テーブルにあった3種類のソースを試してみたけれど、海老のソースが絶妙だった。
牛肉の串焼き。
ドリンク2杯目はタマリンドジュース。甘酸っぱい。少しどろっとしている。
あさり&デイルのスープ。同じディルを使っても、北欧料理とは全然ちがう。これも美味しい。
今回一番食べたかった、ヴェトナムのお好み焼き、豚肉&海老のバインセオー。黄色いのは卵ではなくターメリックの色。米粉なのでパリパリしている。切り分けるのはなかなか難しかった。
予約特典のミニサイズのベトナムのゼンザイ(チェー)。
ヴェトナムコーヒー(アイス)。夜コーヒーを飲むと寝られなくなってしまうので、わたしはパスしたけれど、美味しそうだった……。